翔太です。
いよいよリーグワンが開幕しました。
僕は土曜日は秩父宮のダイナボアーズ対ブラックラムズ、日曜日は瑞穂のシャトルズ対ブルーシャークスをJスポーツで解説させていただき、他の試合も、映像を飛ばし飛ばしながら一通り、ほとんどの試合を見せてもらいましたが、どの試合も内容の濃い、素晴らしい試合でしたね。
全体をみた感想は、ひとつは、リーグワンって面白いな、ということです。ホントに素人さんみたいな感想で恐縮なのですが「速い、強い、上手い」。それまでは大学の試合を見ることが多く、もちろん大学ラグビーには大学ラグビーならではの魅力があるのですが、ゲームとしてのレベルの高さ、パフォーマンスそのもののエンターテインメント性など、リーグワンのレベルの高さはやはり段違い。
良い意味での予測のつかなさというか、大学ラグビーを見慣れた目には、スピード、高さ、強さ……いろいろな面で、予想以上のものを見せてもらえるインパクトを感じます。また、グラウンド外のエンターテインメント性も高いというか、各チームのスタッフが頑張っていろいろなイベントを仕掛けている。
瑞穂の試合では、シャトルズのスタッフに入っていた冨岡耕児さん、ブルーシャークスのスタッフに入っていた吉廣広征(彼は桐蔭学園の後輩で、僕が高1、彼が中1のときから知っているんです)が頑張っている様子を見せていただきました。ピッチの外でも、各チームスタッフの努力をすごく感じる、ポジティブな気持ちになる2日間でした。
さて、実際にピッチの中で行われた試合を振り返ってみると、僕がこの2日間を通じて、全体的な印象として感じたのは「組織力の大切さ」です。
実際に解説したダイナボアーズ対ブラックラムズは、新昇格のダイナボアーズがボーナス点つきの勝利をあげました。結局、開幕節で勝点5をあげたのはダイナボアーズだけで、第1節終了時点で首位に立ちました。プロ野球だったら「春の椿事」と見出しがつきそうな出来事ですが、僕にはそれほど意外ではありませんでした。というのも、ダイナボアーズの関係者に、チームの充実ぶりを聞いていたからです。